令和7年12月14日、能美市民センターで、令和7年度児童虐待防止講演会を開催しました。
この講演会は、日頃、子どもとかかわる中で、その接し方に悩んでいる保護者等(祖父母、養育者及び支援者を含む。)を主な対象者とし、「CARE(ケア)」の視点から、子どもと温かい関係を築くためのかかわり方のスキルを習得することを目的として、企画したものです。
講師には、臨床心理士・公認心理師 宇都宮 千賀子先生をお迎えし、「子どもとおとなの絆を深めるコミュニケーション」と題して、講演をしていただきました。
最初に、自分をほめることから始めること、ストレスが多いときこそ肯定的なコミュニケーションを増やすこと、子どもへの「注目」の力を使って子どもとおとなのコミュニケーションを増やすことについて、説明を受けました。
続いて、避けるスキルと使いたいスキルの説明を受けました。このスキルを意識して、3人組で親役、子ども役、観察者に分かれて、ローテーションでロールプレイを行いました。
33人の参加者からは、講演内容が参考になった旨の感想、聞いた内容を活かしていきたいという意見などが多く寄せられました。
※ 「CARE(ケア)」とは、子どもとおとなの関係をよりよいものにしようという目的のもと、アメリカのシンシナティ子ども病院で開発された、子どもとよりよい関係を築く際のスキルを学ぶためのプログラムです。
