2017年08月03日公開
総務課 秘書室 (問) 0823-43-1628
平成28年11月の江田島市長選挙で,初当選を果たした明岳 周作(あきおか しゅうさく)市長。今後の江田島市政を,どのように進めていくのかについて,平成28年12月13日(火)の市議会第6回定例会初日,所信表明で語った内容を中心に,市長が目指すまちづくりや施策をまとめました。 |
先の市長選挙で,多くの市民の皆様から,御信任を頂き,第3代の江田島市長に就任いたしました。
市民の皆様から注がれる市政への大きな期待をひしひしと感じており,その職責の重さに身が引き締まる思いです。それとともに,この緊張感の中,江田島市発展のため,これからの人生をかけ「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた決意を新たにしています。今後の市政運営につきまして,私の所信の一端を申し上げ,市民の皆様の御理解と御協力をお願いします。
まず,市政を運営する基本的な姿勢として,「熱意・誠意・創意」を胸に,物事に取り組んでまいります。
熱意のないところには何も生まれません。誠実という心がないと信頼は生まれません。創意を図らないと,今日より明日へと前進することができません。
人が何かを成し遂げるために欠かせない,この「熱意・誠意・創意」をもって,「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに,自らが全力で取り組んでまいります。
その上で,「人口減少」という課題に果敢に挑戦し,かつ「『ワクワクできる島』えたじま」を実現していくため,先ほど申し上げたように,「しごとの創出」「子育てしやすい環境づくり」「健康寿命の延伸」という3つのテーマに関する施策を重点的に推し進めてまいります。
このため,ふれあいサロンやサークル活動への支援,気持ちよく体を動かすことができる人工芝グラウンドの整備などにより,人が活発に活動し,人との繋がりによる絆を強め,健康に暮らすことができる環境を整えます。
また,シルバー人材センターへの支援強化による高齢者の生きがいづくりや,地域包括ケアシステムの構築促進など,温かみのある,地域ぐるみの福祉・医療の充実を図ることにより,「健康寿命も,平均年齢も,日本一」の江田島市を目指して,取り組みを進めます。
しかしながら,「江田島市,そして市民にとって何が最善か」という点を唯一の判断基準として,市民の皆様と議論を尽くし,施策を進めていきたいと考えています。
場合によっては,これまでの物事の考え方や進め方にそぐわないことがあるかもしれません。
しかしながら,それを変えることが,市にとって,あるいは市民の皆様にとって,最善の道であるならば,果敢に変革に取り組んでいきます。
私は,市役所の職員は,市民の皆様の喜びを増やし,悲しみを減ずることがその役割であり,使命であると思っています。市民の皆様に寄り添って業務を遂行する,このことが重要であると思います。
私は,職員の意欲と熱意を引き出し,よりよい江田島市づくりに向け,全職員一丸となってその役割を果たすことができる強い行政組織の構築に取り組んでいきます。
江田島市は,恵み多き島であります。
私は,これまで申し上げた取組を,市民の皆様,そして市外の江田島市を応援してくださる皆様と心を一つにして推し進めることにより,私たちの子や孫の代に,この素晴らしい「『恵み多き島』えたじま」を存在意義のある江田島市として引き継いでいけると信じています。
「念ずれば花開く」という坂村真民(さかむらしんみん)先生(熊本県出身の詩人)の言葉があります。この言葉は,ただ,単に念じていれば,じっとお願いをしていれば夢がかなうという意味ではありません。何事も一生懸命に祈るように努力し,実践すれば,自ずから道は開ける,夢や目標が叶うという意味です。
皆様と共に強い思いを持って実践をすることにより,江田島市をいいまちに,よりよいまちにしていきましょう。
私は,次世代を担う子供達が夢と希望が持てるような江田島,住む人も,訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」の実現に向け,全力で取り組んでいきます。