今回は、平成29年度の受け入れ実績の見込み、平成30年度の受け入れの予定と埼玉県立伊奈学園総合高等学校第3ハウスの生徒を受け入れた家庭の民泊体験を紹介します。
世界に一つだけの花 人それぞれ違う体験
1月24・25日に1泊2日で埼玉県立伊奈学園総合高校が本市を訪れました。
港でのお見送り時、ある家庭と生徒が涙を流して別れを惜しむ姿がとても印象的でした。
それが、田口さん(江田島町切串)でした。
実は、受け入れは今回が初めて。女子生徒3人を、田口家へ連れ帰ると、初めから下の名前で呼び合いました。
初日はすぐ夕食、みんなでホットプレートを使って、お好み焼きを作りました。生徒たちにとっては初めての体験。みんなで楽しみながら作って食べました。
食後はおしゃべりタイム。お話し好きの旦那さんが会話を引っ張り、生徒たちが各々の将来の夢や恋愛話などを話して大変盛り上がりました。
翌日は、海岸に貝殻を拾いに行き、集めた貝殻でフォトフレームを作り、みんなで撮った写真を入れて持って帰ってもらいました。
また、田口さんが得意とするハーバリウム作りも体験しました。
ハーバリウムは、植物標本。最近では、お洒落なインテリアとして人気のようです。
出来上がったものは、一人ひとりの個性が溢れ、どこにも同じ物がない世界にただ一つのハーバリウム。
「お別れのときには生徒が泣いて別れを惜しむ姿を見て、自分が一番泣いてしまった。特に何も特別なことをしていないのに、お互い泣いて感動のお別れとなった不思議な体験。ぜひ皆さんにもこの体験をしてもらいたいと思います」と話していました。
受け入れも、家庭それぞれ違って当然、自然な交流・ふれあいが感動を生む「世界に一つだけの花」なのでしょう。
〈生徒とのお別れの時。生徒と一緒に涙を流す田口さん(左)〉