昨年11月10日~11日,埼玉県立日高高校の生徒が民泊体験等活動を行うため,江田島市を訪れました。
今回は,同校の受け入れで民泊3回目となった内村珠音さん(江田島町)の民泊体験談を紹介します。
民泊との出会いは,私がボランティアガイドを始めた2年前でした。最初はテレビで知り,その後広報紙で記事を見たり,民泊担当者から話を聞いたりしました。私の実家は築90年で、最初は新しい家でないとできないと思っていました。しかし民泊家庭の知人から「古い家の方がいいんじゃない?」とアドバイスをもらい,民泊家庭の登録をしました。
初めて民泊を受け入れたのは,昨年の9月。坂小学校の子どもたちでした。知人に手伝ってもらって魚釣りをすると,とても喜んでくれました。離島式では涙を流す子どもたちを見て私も感動し,次も頑張ろうと思いました。
さて,11月に受け入れた日高高校ですが,1日目の夕方に来島し,2日目の12時過ぎには離島するという日程で,とにかく忙しかったです。受け入れる子どもたちの写真などを事前に見ていたので,どんな子どもたちかなと楽しみにしていました。
入島式後に,家に帰ってすぐに子どもたちと一緒に夕食を作りました。この日の献立は,ポテトサラダ,地元で採れた野菜(オクラ・ナスビ・ピーマン・タマネギ)を使った野菜カレー,カキフライ。子どもたちは,特にポテトサラダにリンゴを入れたことが新鮮な驚きだったようです。 団らんの時間では,子どもたちと広島弁トランプをしました。子どもたちは,埼玉に帰ったら学んだ広島弁を早速使おうと話してくれました。
翌日,子どもたちと一緒に行った体験活動では,タマネギやマメの苗の植え付け,芋ほり,ミカン狩りをしました。体験活動は知人に協力してもらい,一生懸命に子どもたちに体験させてくれて,とても感謝しています。
日高高校の子どもたちは,素直でかわいかったです。また,「美容師になりたい」や「ネイリストになりたい」など,将来の夢も語ってくれました。民泊で生徒を受け入れたことで,毎日の生活にメリハリが出て,楽しみや元気,感動をもらえました。次の受け入れでは何をしてあげようかと楽しみになります。
最後に,これから民泊受け入れを考えている人にアドバイス。とりあえず,1回経験してみてください。1回経験すれば,民泊の楽しさが分かると思います。古い家でも大丈夫。私は子どもたちと交流する機会がなかったので,民泊を受け入れて良かったし,江田島の田舎の良さを改めて感じることができました。