11月6日(水)~8日(金)の2泊3日で,東京都立練馬高校生徒が民泊体験などの活動を行うため,本市に来られました。今回は,練馬高校の受け入れで民泊2校目となった山田喜代子さん(大柿町)の民泊体験談を紹介します。
今年の民泊受け入れは,練馬高校で2校目です。私1人では生徒を受け入れることが難しいので,いつも友達や地域の方に協力してもらっています。
今回は,初めて経験する2泊3日という日程でした。まず,友達と一緒に夕食の献立を考えました。地元の料理を出そうという思ったので,1日目はおはぎ,栗ごはん,海老のかきあげ,お煮しめなど,2日目はごも,ホウレンソウの白あえ,タコの刺身,カキフライなどに決めました。
そしていよいよ,生徒と対面の日。私は生徒を受け入れるときに,心がけていることが2つあります。一つは生徒の不安と緊張を和らげること,もう一つは笑顔で名前を呼び,安心させることです。生徒の第一印象は,疲れているように感じて大丈夫かなと思いました。でも,生徒には私を「山ちゃん」と呼んでと言い,私も生徒を「ちゃん付け」で呼ぶことで友達感覚になり,すぐに打ち解けました。
体験活動では,地域の方に協力していただいて,ミカン狩り,栗やクルミ拾い,柿やサツマイモの収穫体験をしました。サツマイモの収穫体験では,掘り出すのが保育園以来という生徒もいて,面白かったのかなかなか帰ろうとしませんでした。家に戻ると夕食作り。生徒は刺身包丁でタコの刺身をとても上手に作りました。ここで驚いたのは,タコそのままの姿に触れるのは初めてだったということです。スーパーなどでパックに入っているタコの切り身しか見たことがないのだろうと思いました。
生徒との楽しい時間は,夕食後もまだまだ続きます。1日目は大君の海岸に海を見に行き,2日目は友達に手伝ってもらい煎茶体験をしたり,フォークダンスの衣装を着て写真を撮ったりしました。
2泊3日の民泊ということで,最初はいくらかプレッシャーを感じていましたが,計画を立て,生徒と打ち解けることができて安心しました。生徒に民泊が良い思いでとして心に残ってくれればと念じつつ,無事に見送れたことが一番良かったと思います。
最後に,これから民泊を受けようと思う方にアドバイス。生徒を受け入れるときは,お客さん扱いをしないで,笑顔で声を掛け,孫が帰ってきたときと同じように接するといいのではないでしょうか。私もしていますが,生徒と打ち解けるために「ちゃん付け」で呼ぶのもいいと思いますよ。