『イノシシ110番』とは
農林水産課内にイノシシ110番という相談窓口があるのをご存知でしょうか?
近年、イノシシなどの有害鳥獣による農作物被害が市内全域に拡がっており、依然として大きな課題となっています。
イノシシ・アナグマ・カラス・カワウを有害鳥獣として指定し、狩猟免許を持った有害鳥獣捕獲班と連携して捕獲活動や被害対策を推進しております。
イノシシ110番は、イノシシなどによる農作物被害の相談について迅速な対応を行うことにより、
被害軽減を図ることを目的として設置しており相談内容に合わせて有効な対策をご提案します。相談は、随時受け付けていますので、ぜひご活用ください。
※ イノシシ110番は、あくまで農作物被害などに関する相談窓口です。
実際にイノシシの被害対策に取り組むのは、土地の所有者(又は依頼者)ご本人になりますので、予めご了承ください。
【連絡先】 0823-43-1652 【受付時間】平日8:30~17:15
イノシシ110番の相談内容
①補助金申請方法のご案内
市では、防除用施設設置事業費補助金や狩猟免許取得支援事業費補助金を設けており、随時申請や相談を受付けております。
②農作物被害の防除方法の提案
イノシシなどの農作物被害がある場合は、適切な防除方法をご提案します。ご希望の方には、
直接現地を確認して防除柵の設置方法や補強方法、侵入箇所を特定しアドバイスします。
③わな設置申請書の受付
防除柵などをしても、イノシシが侵入してくる場合は有害鳥獣捕獲班にわな設置依頼をします。
わな設置申請には、土地の地権者の設置の承諾、死骸の埋設の承諾が必要です。
捕獲してもしばらくすると別のイノシシが侵入してきますので、まずは防除柵などで土地を守ることが原則です。
※箱わなの設置場所や埋設場所を見て、捕獲班員が設置の可否を判断します。必ず、設置できるとは限りません。
④日中のイノシシ出没時の緊急対応
イノシシは本来臆病な動物ですが、夜行性ではないため人に慣れると昼間も活動します。
日中、住宅地でイノシシを発見した場合は、絶対に刺激せず静かに立ち去りましょう。
イノシシが興奮状態のときや危険を感じたときは、イノシシ110番または警察に連絡してください。鳥獣対策実施隊に対応依頼をします。
⑤公道上のイノシシなどの死骸回収
公道上に、イノシシなどの死骸があった場合は道路管理者が回収します。
県道、市道は建設課、農道、里道または管理者が不明の場合は、イノシシ110番にご連絡ください。
※民有地に死骸があった場合は、土地所有者が処分してください。
よくある質問
Q.イノシシがよく出るから、市役所で捕獲してほしい。
A.有害鳥獣の捕獲は狩猟免許や駆除許可、経験や捕獲技術も必要ですので市職員が捕獲することはできません。
わな設置申請書を提出いただいた後、イノシシ110番が捕獲班に連絡して状況に応じて捕獲を行います。
また、専門家の研究で捕獲数が増えても農作物被害や生息数は減らないことが分かってきています。まずは、防除柵などで土地を守りましょう。
Q.防除用施設設置事業費補助金の対象資材が分からないので教えてほしい。
A.主な対象資材は、以下のとおりです。これ以外の資材が対象になるのか、ご不明な場合は資材購入前にお問い合わせください。
補助対象〇
・電気柵(本体、電導線、支柱など)
・防護柵(金網(ワイヤーメッシュ柵)、支柱、針金、単管パイプなど)
・防除網(防鳥ネット、支柱など),
・防草シート(シート、固定杭など)
・捕獲わな(本体、仕掛けなど)の資材等(原則新品に限る。)
補助対象外×
・門扉、ゲージ,エクステリアフェンス、木製ガーデンフェンス
・塀
・土のう
・ブロック
・工具
・一般的な消耗品
Q.設置者が分からない捕獲わながある。そのわなにイノシシが架かっている。
A.捕獲わなには、必ず氏名、連絡先などを書いた標識を付ける必要があります。
標識が付いていないわなは、違法わなの可能性がありますので、イノシシ110番または警察にご連絡ください。
Q.昼間、住宅地にイノシシがいる。どうしたらよいか。
A.大声を出したり、近づいたり追い払ったりせず、背をむけずゆっくり立ち去りましょう。
イノシシは、本来臆病な動物ですが、夜行性ではないため人になれると昼も活動します。
しばらくしてもイノシシが立ち去らず危険を感じたら、イノシシ110番または警察にご連絡ください。