選挙公営(公費負担)制度とは、候補者の選挙運動に係る経費の負担をできるだけ軽減することにより、立候補の機会均等を図るとともに、明るい選挙、正しい政治を目指すものです。
選挙公営の種類
1 選挙管理委員会は実施には直接関与しないが、その経費の負担のみを行うもの(公費負担)
● 選挙運動用自動車の使用
● 選挙運動用ポスターの作成
● 選挙運動用ビラの作成
● 選挙運動用通常葉書の交付
2 選挙管理委員会がその全部を行うもの
● 投票記載所の候補者氏名等の掲示
3 内容は候補者が提供するが、その実施は選挙管理委員会が行うもの
● ポスター掲示場の設置
● 選挙公報の発行
4 選挙管理委員会は便宜を提供するが、その実施は候補者が行うもの
● 公営施設利用の個人演説会
公費負担について(条例による制度)
条例で定めるところにより、一定の金額を限度として、選挙運動用自動車の使用、選挙運動用ポスターの作成、選挙運動用ビラの作成を公費(無料)で行うことができます。費用は、候補者に支払われるのではなく、あらかじめ候補者と契約した業者等を候補者が選挙管理委員会に届出し、当該契約業者等が市へ請求する仕組みとしています。
ただし、供託物没収点に達する得票数(※)を得られないと公費負担は受けられません。
※供託物没収点
● 江田島市議会議員選挙 有効投票総数を議員定数(16人)で除した数の10分の1
● 江田島市長選挙 有効投票総数の10分の1
公費負担の限度額について
1 選挙運動用自動車の使用
種別 | 限度額(1日当たり) | 限度額 |
---|---|---|
個別契約方式 |
・自動車借入費用:16,100円 ・運転手雇用費用:12,500円 |
・自動車借入費用:112,700円(16,100円×7日) ・燃料代:53,900円(7,700円×7日) ・運転手雇用費用:87,500円(12,500円×7日) |
一括契約方式(ハイヤー方式) |
36,300円 |
254,100円(36,300円×7日) |
※一括契約方式(ハイヤー方式)とは、自動車借入、燃料代、運転手の雇用を一括して契約する方式です。一般常用旅客自動車運送事業者と運送契約を行います。
※無投票の場合は、選挙の告示日1日分が公費負担の対象となります。
2 選挙運動用ポスターの作成
上限枚数(A) | 上限単価(B) | 限度額(A×B) |
---|---|---|
ポスター掲示場数 (149か所) |
1,249円 (541円31銭×ポスター掲示場数149+105,417円)÷ポスター掲示場数149 |
186,101円 (1,226円×ポスター掲示場数149) |
※ポスター掲示場数は、令和6年9月時点。
※ポスター掲示場数は、各投票区の選挙人名簿登録者数により変動することがあります。
3 選挙運動用ビラの作成
選挙種別 | 作成上限枚数(A) | 単価の限度額(B) | 限度額(A×B) | 頒布方法 |
---|---|---|---|---|
江田島市議会議員選挙 |
4,000枚 |
7円73銭 |
30,920円 |
・新聞折込 ・候補者の選挙事務所内 ・個人演説会の会場内 ・街頭演説の場所 |
江田島市長選挙 |
16,000枚 |
123,680円 |
選挙運動用通常葉書の交付(公職選挙法による制度)
郵便局で選挙運動用通常葉書の交付を無料で受けることができ、又は、郵便局で「選挙用」の表示を受けた選挙運動用通常葉書(私製)を無料で差し出すことができます。選挙種別 | 上限枚数 |
---|---|
江田島市議会議員選挙 |
2,000枚 |
江田島市長選挙 |
8,000枚 |
個人演説会の公営施設利用
候補者及び所属の政党などが、集会所などの選挙管理委員会が指定した公営施設で個人演説会を開催する場合には、施設ごとに1回に限りその施設利用料が無料となります。
なお、公営施設による個人演説会を開催する場合は、開催する日の2日前までに、開催を希望する施設、開催予定日時、候補者の氏名などを申出書に記入して選挙管理委員会に提出します。その後、公営施設の管理者から使用の可否を候補者に対し通知します。選挙の告示日及びその翌日は、公営施設で演説会を開催することができません。