民泊通信(Vol.65)~全国フォーラムが初の離島開催 感動!修学旅行で民泊をした生徒が漁師に。~
公開日 2019年06月07日 (問)交流観光課 商工・交流係 電話:0823-43-1632
3月21 日(木・祝)~ 23 日㈯の3日間で開催された「第15 回全国ほんもの体験フォーラムin 長崎・五島」に民泊家庭15 人、事務局2人の総勢17 人で参加しました。
今回は、そのときの様子を紹介します。
全国フォーラムが初の離島開催 感動!修学旅行で民泊をした生徒が漁師に。
平成30 年7月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産として登録され、その構成資産のある長崎県五島市。今回、初の離島開催となったこのフォーラムには、私たちの他にも全国から体験型観光の担い手たち約700人が集まりました。
フォーラムのメインとなる公開パネルディスカッションでは、「感動!人が高まる旅」と題し、「地方の活力は体験交流が切り札である」など7人の先進地パネリストたちが議論しました。
テーマである「感動」の瞬間はパネルディスカッションの後に訪れました。事例発表者の24歳漁師の男性は、大阪に住んでいた、高校当時の修学旅行の時、長崎県平戸市で民泊をされました。
進路に悩み、ふと民泊先での体験を思い出し、漁師になりたいと思うようになったそうです。その民泊受入地に相談し、高3の夏休み再度訪れ、漁師になるための就労体験をしました。その時お世話になった家庭は漁で息子さんを亡くされていたそうで、我が子のように世話をしてもらったそうです。
その冬、両親を連れ再訪し、現地の方とふれあい、晴れて漁師の道へ進むことに。現在は結婚し、子どもも生まれ、たまに大阪に帰ると人酔いをするそうです(笑)
「体験型の修学旅行で良かった。民泊で良かった。出会いに感謝している」と話すと会場が感動の渦に。本市の参加者の中にも涙される方もいました。
本市の民泊事業も8年目を迎えます。「地元大柿高校に入った。島の農家に嫁いだ。江田島市で漁師になりたい」など、早くそういった話があればいいなと思います。